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ギター講師がすすめる音痴の改善方法

音楽のレッスン動画や教室の講座などで、「音痴を治す」という言葉をよく目にします。

教室でも、弾き語りやイヤトレのレッスンで「音痴」の相談を受けることがあります。
音痴が原因で、カラオケやライブなどで楽しく歌えなかったり、好きな曲の弾き語りに挑戦できなかったりなど、悩みを持っている方は沢山いらっしゃると思います。

では、音痴とはどのような状態を指すのでしょうか?

レッスンで相談を受ける生徒さんを見ていると、自分が歌っている音と聴いている音が同じかどうかの判断がつかない、歌おうとした途端に音程の上下ができなくなる、歌うと喋るの切り替えや区別がうまくできない、などの場合が多いです。

音痴とは、音の聴き取りや声帯をコントロールする技術が足りず「指定された音を出す」ことが難しい状態であると考えます。

つまり、そもそも音程の感覚が分からないために、自分の声をメロディを構成している音に合わせられない、という状態です。

ほとんどの場合、音痴は練習することで改善することができます。

音痴を改善するためには、以下の2つの練習が重要になります。

1)音程を上下させる

ドレミとは関係なく音程を上下させる感覚を覚えます。最初は極端に音程を上下させてみると、分かりやすいと思います。

歌うことに限らず、すべての発声は声帯を使って行われます。
音程の上下が難しい方の中には、声帯の動きをイメージすることで上下ができるようになる方もいらっしゃいます。YouTubeなどで歌っている時の声帯の動き方が分かる動画を観て、参考にしてみてください。

2)聴いた音と同じ音程を歌う

聴いた音と同じ音程を歌うことは、最も重要な技術です。
キーボードで音を出し、その音と同じ音程を歌う練習をします。

しかし、この練習を一から自力で行うことは難しい場合が多いです。
実際のレッスンでは、歌った音に対して、講師がキーボードで近い音程の音を出して、もう少し「高く」「低く」の指示のもとで微調整をし、正解の音程を歌う感覚を養うところからスタートします。

音程を上下させる感覚と、聴いた音と同じ音程を歌う感覚を覚えることが、いわゆる「音痴」の状態を改善する第一歩になります。

この2点ができるようになると、ソルフェージュやイヤートレーニングを始めることができ、それらを通して徐々に音痴が改善していきます。

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