これまで使っていたギターアンプから移行する形で、数ヶ月前にマルチエフェクターとモニタースピーカーを導入しました。
マルチエフェクターに含まれるアンシミュとキャビシミュのレベルはここ数年で一気に上がって、今や実機に迫る音が出せる機種も発売されているようです。一度は使ってみたいなと思っていた所、レッスン室のPC用スピーカーが壊れたこともあり、これはちょうど買い替えのタイミングだと思い、ギターアンプではなくマルチエフェクターをメインにした環境を導入してみる事にしました。
NUXのMG300やMOOERのGE200などいくつか候補はありましたが、今回はMOOERのGE150とYAMAHAのMSP3を購入しました。トータルの費用は約50000円でした。
導入して数ヶ月が経ちますが、マルチエフェクターとスピーカーを合わせても非常にコンパクトで場所を取らず、肝心の音も十分に良いのでとても気に入っています。
私はメインでGodinのエレガットを使うこともあり、この環境との相性はすごく良かったです。音のクオリティは予想以上に高く、同じ価格でギターアンプを買うよりもコストパフォーマンスが良いと感じました。
一方で、やはりマルチエフェクターの操作は通常のギターアンプに比べると複雑で、音作りには苦労しました。現状ではジャズを演奏する目的でマルチエフェクターを使っている方が少ない事もあり、参考にできる情報も少なかったです。
私の場合、習っていた先生がすでに似た環境を導入していたので、色々と助けてもらいました。自力のみだともっと苦労していたと思います。
以下のジャポニカ練習帳さんのブログや代理店のLEP INTERNATIONALのブログでは分かりやすく解説されていて、とても参考になりました。
ジャポニカ練習帳 HX StompをJazz Guitarで使うのだ。その1
https://bakarasche.blog.fc2.com/blog-entry-478.html?sp
LEP INTERNATIONAL 【ブログ】答えます、GE150のギモン!
https://www.lep-international.jp/home/2019/10/1/ge150?rq=GE150
購入前に店頭でhelix+モニターアンプで試奏した際は、何もいじらなくても良い音で鳴っていたので、音作りのしやすさはどのマルチエフェクターを購入するかによって違うのかもしれません。また、試奏した際に使ったモニターアンプがMSP3の倍以上する価格帯だったことも大きく影響していると思います。
もし予算が許すのであれば、helixやkemperを買えば音のクオリティはさらに高くなり、その分操作も楽だと思います。もしコスパを重視して、モニターアンプを含め5万以下で抑えることを考えると、GE150は相当優秀だと思います。十分実用で使用できるレベルです。
マルチエフェクターとモニタースピーカーで作る環境は、セッティングに手間がかかるため、なかなか初心者の方にはおすすめできるものではないのですが、興味がある方はぜひ試してみると面白いと思います。