ギターを弾いていると、腱鞘炎などの故障を経験する方も少なくないと思います。
私自身も割と長い期間、腱鞘炎を含めた様々な故障に悩まされていました。
今振り返ると、故障している時期にもっと気にしておいても良かったと思う要素の一つに”栄養”があります。
故障をした時、身体が故障から回復できる栄養状態にあるかどうか、というのはとても重要です。
故障をした際やその前兆を感じた時、身体が回復できる状態にするために、まず2つのことに着目する事をおすすめします。
タンパク質の量と摂取カロリーについてです。
タンパク質は、ダメージを受けた身体を作り直すときに必ず必要になる材料です。
故障に対してどのくらい摂取すれば良いかをピンポイントで参考できる数値は知らないのですが、私の場合は、筋トレをしている人達が目安にしている(体重×1.6~2)g位を摂取するようにしています。
カロリーについては、摂取カロリーが消費カロリーを上回る「オーバーカロリー」の状態を保つことを重要視しています。逆に摂取カロリーが消費カロリーを下回る「アンダーカロリー」の状態になると、ダイエットや減量をしているのと同じ状態になってしまいます。
ダイエットや減量中は、基本的には筋肉量も落ちていきます。筋肉量をできるだけ維持するために、(体重×3)gのタンパク質摂取を勧める方もいるほど、身体にとってはシビアな状態となります。
そのような状態の中で、ダメージを受けた身体を回復させることが非常に難しいことは、容易に想像ができると思います。
もちろん、食事や栄養についてこの2つさえ気を付ければ良いわけではなく、摂取方法やビタミン、ミネラル、アミノ酸など他の栄養素について、また、内臓や消化についてなど、考えるべきことは多くあります。
もし故障した際は、回復のための他の対策と同様に、食事や栄養についても気を配ってみて下さい。