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コードトーンを覚えるヒント-長3度

今回はコードトーンの中の「長三度」の音を覚えるためのヒントを書いていこうと思います。

長三度は前回の完全5度と違い、ほとんどの組み合わせで異なる鍵盤の色の組み合わせになります。
ですので、同じ色の鍵盤の組み合わせになるものを先に覚えていきましょう。

同じ色の鍵盤の組み合わせになるものは、C,F,F#(G♭),Gの4つです。
C,F,Gはそれぞれ白鍵のみでメジャートライアドを作ることができる音でもあります。
また、F#はFとGの間にある音ですので、メジャートライアドを作ると黒鍵のみになります。
F#のメジャートライアドについての説明は、文字で見ると難しく感じますが、実際に鍵盤を触って考えてもらうと自然と理解できると思います。

上記の4つの音のみが長三度の関係において同じ色の鍵盤になるので、他の音がルートとなる場合は異なる色の鍵盤の組み合わせとなります。
したがって、ルートが白鍵の場合は、長三度が黒鍵、ルートが黒鍵の場合は、長三度が白鍵となります。

また、鍵盤の色で見ると分かりやすいのですが、長三度の#,♭の付け方は、完全五度の場合と違い少し複雑になります。
ルートが白鍵の場合、長3度は♭になることはなく、必ず#の付く音になります。
ルートが黒鍵の場合、黒鍵の音の読み方によっては、長3度の白鍵の音をダブルシャープで読まなければいけない場合があり複雑になるので、詳しくは書きませんが、興味があれば異名同音のルートを含めた一覧を作ってみてください。

完全5度の話よりも分かりづらいと思いますが、
「C,F,F#(G♭),G以外のルートでは長三度は異なる色の鍵盤になる」
ということを覚えておくと、長3度の音を覚える際に少しだけ役に立つと思うので、ぜひ覚えておいて下さい。

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