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自分でできるイヤートレーニング4-難易度を落とす工夫

前回に引き続き、自分でできるイヤートレーニングについてです。

今回はトレーニングの難易度を落とすための工夫について書いていこうかと思います。

前回はソルフェージュの「視唱」の基本的な進め方について書きましたが、初めからその通りに進められる方は少ないと思いますので、しっかりと練習できるレベルまで難易度を落とすための工夫が必要となります。

以下のような方法を参考にして、少しずつトレーニングを進めてみてください。

キーボードで音を出しながら歌う
最初はキーボードをガイドにしても全く問題ありません。

#最終的にはガイド無しで歌えるようにする必要がありますが、教本の後半や2周目になってから徐々にトライすれば大丈夫です。

分からない音が出た時は一度止めて確認する
読めない音符や歌えない音が出てきた時は、一度歌うのをやめて考える、数える、正解を聴く等してみましょう。

音を数えるときには、直前の音や”ド”から数えてみて、正解の音を歌えるようにしましょう。
たとえば”ファ”が分からなかった時、”ド”から数える場合は”ドーレーミーファー”と階段をのぼるように一音ずつ歌って目標の音を探します。

途中でミスをしても止めずに読み進める練習も、いずれは必要となってきますが、まずは丁寧に一音一音処理していくことが大切です。

チューナーを使う
音が合わない、合っているか分からないという方も多いと思います。
その場合は、市販のチューナーを使ってピッチを確かめてください。
チューナーにはどうしても反応速度の問題があるので、課題を歌うときに使うのではなく、課題前に”ド”を合わせる時や、特定の合わせづらい音のみを練習する時に使うようにしてください。
基本的にはマイクの付いている楽器用の実機をおすすめします。
デジタル、アナログはどちらでも大丈夫ですが、ピッチを表す針が表示されるものにしてください。
チューナーアプリも多くありますが、中には精度に不安があるものも多少見かけたので、やはり実機の方が安心かと思います。

キーボードで正解を弾いて何回も聴く
どうしても上手くいかないような苦手な課題が出てきた場合は、一度歌うのを中断して、キーボードで何回も正解を弾いてよく音を聴いてみてください。

ドレミを書き込む
かなりの割合の方が、そもそも課題の音符が読めず、歌う余裕もないような場面を一度は経験すると思います。

行き詰まってしまった時は、まずドリルのように課題の音符の下にひたすらドレミを書き込んでみましょう。1~2時間の練習でかなりスムーズに譜面が読めるようになります。
また、かなり大変な作業とはなりますが、五線譜に書き写してみることもおすすめです。
※視唱に使う教本とドレミを書き込む教本は分けましょう。

リズムだけを歌う
最初は譜面のリズム自体はそこまで気にしなくても良いと思いますが、譜面を歌うことになれて少し余裕が出てきたら、リズムもしっかりと処理しながら進めましょう。もし難しいと感じる場合は、リズムのみを「タンタンウンタン」などの読み方で歌って、先に把握してみてください。

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